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脱臼

スポーツ時に多い脱臼 まずは冷やしてすぐに医師の治療を受けましょう。

令和2年1月更新

関節が外れた状態になる脱臼。肩、指、あご、肘などに多く起こります。無理に戻そうとすると、関節周辺の神経や血管を傷めてしまいますので、必ず医師の治療を受けるようにしましょう。

●脱臼ってどんなもの?

 脱臼は、骨と骨をつなぐ関節部分がはずれて、異常な位置になる状態です。肩や肘、指、あごなどに多く、急激に力が加わったときに起こります。脱臼すると、患部に激しい痛みが生じたり、腫れが生じます。

●脱臼はどんなときに起こりやすいの?

 スポーツをしていて後ろや横に転び、思わず腕を伸ばして手をついたときに、肩の脱臼が起こることが多くあります。脱臼した瞬間、ガクッとした衝撃とともに、肩に激しい激痛があるのが一般的です。その後は力が入らず、腕がだらりとした状態になります。

●脱臼したと思ったらどうすればいいの?

 脱臼した部分を自分で整復しようとすると、神経などを傷つけてしまう危険があります。早めに医師の治療を受けるようにしましょう。

 1.氷のうや冷湿布などで患部を冷やします。
 2.脱臼した関節が動かないように包帯などで固定します。
 3.できるだけ早く、整形外科を受診するようにしましょう。

●脱臼したときの注意は?

 脱臼したまま放置しておくと、元に戻すのが難しくなり、麻酔をかけて整復しなければならないこともあります。脱臼したと思ったら、すぐに医師の治療を受けることが大切です。また、脱臼して整復した後は3週間程度、動かさないようにします。無理をすると、習慣性になってしまうこともありますので、十分、安静を取るようにしましょう。

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