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大阪府民のみなさまへ
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スポーツ時に多い脱臼 まずは冷やしてすぐに医師の治療を受けましょう。
令和2年1月更新
関節が外れた状態になる脱臼。肩、指、あご、肘などに多く起こります。無理に戻そうとすると、関節周辺の神経や血管を傷めてしまいますので、必ず医師の治療を受けるようにしましょう。
脱臼は、骨と骨をつなぐ関節部分がはずれて、異常な位置になる状態です。肩や肘、指、あごなどに多く、急激に力が加わったときに起こります。脱臼すると、患部に激しい痛みが生じたり、腫れが生じます。
スポーツをしていて後ろや横に転び、思わず腕を伸ばして手をついたときに、肩の脱臼が起こることが多くあります。脱臼した瞬間、ガクッとした衝撃とともに、肩に激しい激痛があるのが一般的です。その後は力が入らず、腕がだらりとした状態になります。
脱臼した部分を自分で整復しようとすると、神経などを傷つけてしまう危険があります。早めに医師の治療を受けるようにしましょう。
1.氷のうや冷湿布などで患部を冷やします。
2.脱臼した関節が動かないように包帯などで固定します。
3.できるだけ早く、整形外科を受診するようにしましょう。
脱臼したまま放置しておくと、元に戻すのが難しくなり、麻酔をかけて整復しなければならないこともあります。脱臼したと思ったら、すぐに医師の治療を受けることが大切です。また、脱臼して整復した後は3週間程度、動かさないようにします。無理をすると、習慣性になってしまうこともありますので、十分、安静を取るようにしましょう。