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大阪府医師会フォトギャラリー
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フォトギャラリーでは、会員のみなさまの作品を紹介しています。
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四季折々の美しい風景や名所など、投稿をお待ちしております。
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撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県神戸市北区有馬町 太閤橋付近
撮影日時:2025年3月12日
高さ5m、周囲19m、推定重量130tの苔むした御影石の巨石である。湯神神社の三祭神の一人、熊野久須美命(くまのくすみのみこと)が有馬川で水浴していた時、近くで狩りをしていた松永城主が若い娘が昼間から裸で水浴びして挑発するとは、さては狐狸妖怪の類ではないかと疑って矢を向けた時、着物の袂から取り出して城主に投げつけた小石が大きくなったもの。あるいは祭神、大己貴命(おおなむちのみこと)が有馬で流行った疫病を追い払うため、病魔退散を祈って六甲山から投げた大石ともいわれている。病気やけがの治癒に御利益があると信じられている有馬温泉のパワースポットである。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:和歌山県和歌山市伊太祈曽 伊太祁曽神社境内
撮影日時:2025年3月19日
古事記、日本書紀にも記述されている紀州、木の国、木の神様「五十猛命(いたけるのみこと)」をお祈りする伊太祁曽神社に古くからあったと伝えられる高さ約40cmの緑色の石で、猿の頭部のように見える。なるほど偶然の所産、よくできているものである。この石は中央構造線の南に位置する当地においてよくみられる三波川変性帯の結晶片岩の中の緑泥片岩と考えられる。当神社本殿の石垣にも緑色の平べったいこの片石が多く使われている。首から上の病に霊験著しいとして人々はこの石を撫でて参拝している。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県高砂市阿弥陀生石171 生石神社内
撮影日時:2023年10月23日
高砂市の生石(おおしこ)神社の御神体で、背後につらなる岩山そのものを、つまり竜山石の岩盤そのものを彫り込んで作られた巨石遺構である。幅6.47m、高さ5.68m、奥行き5.58m、推定重量465tの巨石に直方体の屋根型の突起がついている。えぐりこまれた底面に水がたまり「浮き石」と呼ばれている。奈良時代に編纂された「播磨国風土記」にすでに「大石」と記載されているが、いつ、誰が、何の目的で制作したのか、現在も不明であるが、遺構は古代以前の採石・石工技術を今に伝える貴重な資料でもある。
撮影者:出口浩之(堺市医師会)
撮影場所:兵庫県神崎郡神河町岩屋付近
撮影日時:2025年3月8日
神河町岩屋の越智川左岸にある大きな岩。集落の生活道路に沿ってあるので、風化・崩落の危険性のため金網ネットで覆われている。地質的には白亜紀後期の大規模な火砕流によってできた流紋岩、安山岩、砂岩、凝灰岩などの火山岩塊を多く含む、つまり、いわゆる大河内層の凝灰角礫岩が主体の大岩である。この岩は古来より賽(さい)の神の御神体として祀られていたことは古事記や日本書紀にも記されている。なるほど、大きく丸くゆったりとした風体の岩は、そうだねえ、何となくいつも村人を守ってくれそうな頼りがいのある存在に見えますねえ。