FOR CITIZEN
大阪府民のみなさまへ
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医師や薬剤師の指示を守り、薬は正しく飲みましょう。
令和元年10月更新
薬は、病気を治療する上で大変重要な役割を果たしますが、使い方を間違えると、十分な効果が得られなかったり、副作用を引き起こす恐れがあります。薬は医師・薬剤師の指示に従って正しく飲むことが大切です。
必ずコップ1杯程度の、体温と同じ37℃くらいのぬるま湯か、水で飲むようにします。水などを用いずに飲むと、薬が食道に貼りついて、ただれや潰瘍を引き起こすこともあります。また水やぬるま湯以外のもので飲むと、薬の効果が弱まったり副作用が生じる危険があります。
薬の形は効き目や使いやすさを考えて作られています。独自の判断で、例えばカプセル剤を分解したり、錠剤を砕いて飲んだりしてはいけません。飲みづらい場合には、医師や薬剤師に相談しましょう。
服用時間は、その薬が効果的に作用する時間を考えて設定されており、服用時間を守らないと、効果が弱まったり効果が強く現れすぎることがあります。
「食前」は食事の30分くらい前まで、「食後」は食事をしてから30分以内、「食間」は「食事をしてから2時間後から、次の食事をする2時間前まで」が目安で、空腹時を指します。
薬を飲み忘れたときの対処方法は、医師や薬剤師に必ず確認しておくようにしましょう。指示された時間に飲めない場合なども、必ず、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。また、残った薬は診察の際に医師に伝えるようにしましょう。
現在服用している薬、過去にかかった病気などを必ず医師や薬剤師に伝え、また逆に自分の服用している薬についての情報(薬剤名、効果、服用時間、副作用など)を聞くようにしましょう。重複処方、薬の相互作用による副作用を防止するために、「お薬手帳」を持つようにしましょう。薬は治療に期待する作用と同時に副作用が起こることもあります。気になる症状が起こったら自己判断せず、すぐに医師や薬剤師に相談することが大切です。