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腎臓結石

突然の激痛を引き起こす腎臓結石、健診で指摘されたら 泌尿器科を受診するようにしましょう。

令和2年8月更新

健診時の超音波検査で見つかることが多い腎臓結石。そのときは無症状であっても、ある日突然、激痛が現れたり腎機能の働きに影響を与えることもあります。 早めに泌尿器科を受診するようにしましょう。

健診時の超音波検査で見つかることが多い腎臓結石。そのときは無症状であっても、結石が動くと、ある日突然、激痛が現れたり腎機能の働きに影響を与えることもあります。 早めに泌尿器科を受診するようにしましょう。

●腎臓結石とは

 腎臓結石とは、尿の中に含まれているシュウ酸などの濃度が高くなり、カルシウムと結合して結晶化し、それが大きくなったものです。腎臓内にあるうちは、通常、これといった症状が見られません。そのため健診で発見されても放置する人が少なくないようです。

●尿管結石の症状は?

 結石が腎臓内にあるうちは、特に症状はありませんが、尿管に落ちてくると突然、わき腹や下腹部、腰の後ろ側などが激しく刺し込むような痛みに襲われます。また、腎臓の機能が低下したり、炎症を起こしたりする場合もあります 。

●尿管結石の治療は?

 尿管結石は、小さな結石であれば、経過を観察しながら自然に排石されるのを待ちます。しかし、尿流の閉塞(へいそく)や停滞など腎機能に障害が認められた場合や、直径1センチ以上の大きな結石の場合は治療を行います。主な治療に、体外衝撃波結石破砕術があります。体外から腎結石に焦点を合わせ、放電して石を細かく砕くもので、砕かれた石は尿と一緒に排出されます。
※体外衝撃波結石破砕術は、結石のサイズや腎機能の状態、年齢などによって適応にならない場合もあります。

●腎臓結石の予防は?

 水分を多めに取り、尿の量を増やすことが重要。腎臓結石が見つかり、発作が起こった場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。
腎臓結石は再発しやすいので、定期的に検査を受けることも大切です。

腎臓結石は再発しやすいので、定期的に検査を受けることも大切です。

腎臓結石