FOR CITIZEN
大阪府民のみなさまへ
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カルシウム、運動、適度な日光浴で骨粗鬆症を予防しましょう。
平成19年7月8日放送/29年8月更新
骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減少し、骨折しやすくなる病気です。年をとって背中や腰が曲がる原因の多くは、「骨粗鬆症」によるものです。カルシウム不足の食事や、カルシウムの吸収を阻害するたばこやコーヒー、アルコールなどの過剰摂取、運動不足などの生活習慣によって引き起こされます。女性は閉経後、骨密度が激減しますので、特に注意が必要です。
骨粗鬆症になってしまうと、骨量を増やすことは難しくなります。若いころから、貯金ならぬ「貯骨」をしておきましょう。中高年以降でも食生活などに十分注意すれば、骨量の減少スピードを抑えることは可能です。
日本人に必要とされるカルシウムは、成人1日当たり600mg(牛乳コップ3杯程度)に当たります。また、骨粗鬆症を予防するには、1日800 ~1000mgぐらいのカルシウムが必要と言われています。カルシウムを多く含む食品をいろいろ組み合わせて、食卓に取り入れるようにするとよいでしょう。
カルシウムが豊富な食品:牛乳、ヨーグルト、チーズ、大豆、豆腐、納豆、ゴマ、ワカサギ、小松菜、チンゲン菜、春菊など。
運動をして骨に刺激を与えないと、いくらカルシウムをとっても骨量は増えません。日常生活の中でこまめに体を動かすように心がけましょう。骨に負荷をかけることが大切なので、立つ姿勢を増やしたり、歩いたりするだけでも効果があります。女性は毎日6000歩、男性は7000歩を目標にして歩くとよいでしょう。
ビタミンDには、カルシウムの吸収率を高める働きがあります。ビタミンDは食事から摂る以外に、太陽光(紫外線)に当たることで皮膚で作られます。日焼けしない程度に戸外を歩き、適度な日光浴をすると効果的です。