FOR CITIZEN
大阪府民のみなさまへ
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突然片耳が聞こえなくなる突発性難聴。
すぐに専門医を受診するようにしましょう 。
令和2年11月更新
働き盛りの人が、ある日突然、片耳が聞こえなくなることがあります。それが突発性難聴です。治療が遅れると、難聴や耳鳴りが残ることもありますので、異常に気づいたらすぐに受診するようにしましょう。
原因となる疾患が特にないのに、ある日突然、片方の耳の難聴が起こる病気です。若い人にも見られますが、特に多いのは40~50歳の働き盛りの年代です。ストレスや心身の過労が引き金となって、発病すると考えられています。
耳閉感だけの軽度難聴のこともありますが、かなり高度な難聴が起こり、まったく聞こえなくなる場合もあります。ただし片耳だけに起こるため、すぐには気づかないこともあります。ほとんどが一度きりの症状なので、もし繰り返し発作がある場合はメニエール病を疑いましょう。
難聴以外に、耳鳴りやめまい、吐き気なども起こる場合があります。耳鳴りはほとんどの人に起こり、長く続くとイライラしたり不眠になるなど、精神的な影響を及ぼすこともあります。
聴覚の異常に気づいたら「そのうち治るだろう」と放置せず、数日以内に医療機関を受診するようにしましょう。治療が遅れると、難聴や耳鳴りが残る場合があります。
治療は薬によるものが主ですが、安静にして身体を休めることが大切です。ストレスや過労を取り去ることが、血液の流れをよくし、身体の免疫力を高め、症状の緩和や治療を円滑に進めることにつながるからです。