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救急蘇生( AED )

公共施設への設置が進むAED
心停止の人への救急蘇生方法を学びましょう。

令和元年12月更新

日本では1日あたり、約100人が心臓突然死で亡くなっているといわれています。しかし、倒れたときに周囲の人が素早く、適切に対処できれば救命の可能性が高まります。AEDの使い方を知って、もしもの時に備えましょう。

●AEDとは?

 AEDとは、心臓突然死を引き起こす危険な不整脈を起こした心臓に、電気ショックを与えて拍動を正常に戻す器械のことを言います。AEDは、誰でも間違いなく使えるように、電源を入れると器械が音声で使い方を指示してくれます。

●一般の人でも使っていいの?

 以前は除細動を行えるのは、医師に限られており、心停止を起こした人は、病院に運ばれてから除細動が行われていました。しかし、心停止が起こった場合、できるだけ早く除細動を行うことで、救命の可能性が高くなります。病院に運んでからでは手遅れのことが多くありました。1991年になって、救急救命士による除細動が行えるようになりましたが、それでも救急救命士が現場に駆けつけるには、時間がかかります。そこで、2004年、一般の人でもAEDを使って、除細動が行えるようにし、心停止の人の救命が行えるようになりました。現在、空港や駅などの公共施設だけでなく、銀行のロビーやコンビニエンスストアなどにも設置されるようになりました。普段の行動範囲で、どこに設置されているかについても知っておくことも大切なことと思います。

●倒れている人を見かけたら

① まずは大声で呼びかけましょう。周りの人にも声をかけ手伝ってもらうことも大切。
② 呼びかけに反応がなければ、すぐに周りの人に119番通報をお願いする。
③ 脈が触れず、呼吸をしていなければ胸骨圧迫を開始する。
④ 周りの人に最寄りのAEDを持ってきて、電源を入れる。
⑤ 音声の指示に従って、電極パッドを貼り、通電ボタンを押し、電気ショックをかける。

救急蘇生(AED)