FOR CITIZEN
大阪府民のみなさまへ
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命にもかかわる熱中症 炎天下の活動時には、十分注意しましょう。
屋外で人と十分な距離が確保できる場合はマスクをはずしましょう。
令和5年4月更新
熱中症とは、外気温(外の暑さ)もしくは、猛暑の中を歩いたりスポーツをした時に、体温の調節機能が乱れ、水分と塩分のバランスが崩れることなどにより起こります。特に乳幼児や高齢者に多く見られ、死亡率も高くなっています。また炎天下での屋外作業中にも多く発生します。発熱、二日酔い、下痢、疲労などで体調を崩している状態の人は、体温の調節機能が低下し、普段よりも熱中症を起こしやすくなるので、注意が必要です。
めまいや疲労感、頭痛などから、失神、血圧の低下、頻脈、意識障害、全身の臓器の機能不全に至るまで、症状の程度は幅広くあります。多くの場合、いくつかの症状が重なりあって起こります。軽い症状でも、そのままにしておくと重症へと進行し、死に至る場合もあります。必ず医療機関を受診しましょう。
炎天下では直射日光を避けるために帽子をかぶり、体の熱を効率良く外へ逃がすために風通しのよい服装にします。炎天下で活動する際には、定期的な休憩をとることや、スポーツドリンクなどでこまめに水分と塩分を補給することが重要です。また、室内においても熱中症になることがあるので、エアコンの利用等で室内温度の調整を行いましょう。
意識がはっきりしている時は冷房の効いた場所や、日陰で風通しの良い涼しい場所へ運び、同時にスポーツドリンクなどで水分と塩分の補給を行います。言動がおかしかったり、意識がぼんやりしている時には、水をふりかけたり、うちわで扇ぐなどして身体を冷却し、同時に至急、救急車を呼びます。首の両方の横、両わきの下、股の間に冷たいタオルや保冷剤を当て、冷やすのも効果的です。
高温や多湿でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなる恐れがあります。マスクを着用する場合は、強い負荷の作業や運動を避け、屋外で人と十分な距離(少なくとも2メートル以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。