FOR CITIZEN
大阪府民のみなさまへ
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アレルギー体質の人や2度目の人は注意 ショック症状が現れたらすぐに病院へ。
令和2年10月更新
山や海へ出かけることの多い夏には、有害な生物に接する機会も多くなります。特に8月から10月はスズメバチの被害が多くなる季節です。毎年、何人かがスズメバチに刺されて亡くなっていますので、十分な注意が必要です。
ハチに刺されると、体内にハチ毒に対する抗体ができ、次に同じ種類のハチに刺されたときには、人によっては、アレルギー反応を起こし、アナフィラキシーと呼ばれるショック症状を起こします。アナフィラキシーを起こすと、呼吸困難や血圧低下などを起こし、最悪の場合、死に至る危険もあります。特に、アレルギー体質の人や、ハチに一度、刺されたことのある人は、十分注意する必要があります。重症化が予測される人や山奥での作業などですぐに治療することが困難である人に対しては、アドレナリン自己注射薬(エピペン🄬)が処方されることもあります。
次のような手順で処置をし、安静にします。20分ほど様子を見て、異常がないようなら、ひとまずは安心です。様子がおかしいと思ったら、ただちに医療機関を受診するようにしましょう。
① 刺された傷口を流水でよく洗い流す。ハチの針が残っている場合は、そっと抜く。
② 傷口から毒をしぼり出す。口で吸った場合、毒は必ず吐き出しましょう。
③ 抗ヒスタミン軟膏などを塗り、冷やす。
④ 息苦しさや口の乾き、冷や汗、めまい、血圧低下、しびれ、嘔吐、じんましんなどのショック症状が現れた場合は、一刻も早く救急病院で医師の診察を受ける。
ハチは大きな音や振動などの刺激を受けると、興奮して攻撃性を増します。ハチを刺激しないように注意しましょう。