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QOLを低下させるシェーグレン症候群。目や口の乾きは医師に相談しましょう。
令和2年1月更新
目や口の分泌腺が侵される自己免疫疾患の一種であるシェーグレン症候群。涙や唾液が出にくくなり、生活の質( QOL )を著しく低下させます。早めに医師に相談するようにしましょう。
目や口の分泌腺が侵される自己免疫疾患の一種で、涙や唾液が出にくくなるのが特徴です。中高年の女性に多く発症し、関節リウマチなど、ほかの自己免疫疾患を伴うこともあります。
主に、目や口が異常に乾燥します。
涙の分泌が減ると、乾燥性角結膜炎が起こり、目のかゆみや痛み、異物感、充血、視力の低下といった症状が現れます。
唾液の分泌が減ると、食べ物を飲み込みにくくなったり、会話を長く続けることができなくなったり、口の中の衛生が保たれず虫歯や口内炎ができやすくなったりします。
そのほかにも皮膚の乾燥や鼻出血を起こしたり、食道や胃、腎臓などの臓器に炎症をきたすこともあります。
病気そのものを治す根本的な治療は難しく、症状を緩和させる対症療法を行います。
シェーグレン症候群は単独では命にかかわる病気ではありませんが、全身性の病気を伴ったり、関節リウマチなど、ほかの自己免疫疾患を合併することがあります。
症状が気になる方は、早めに専門医を受診するようにしましょう。