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紫外線対策

皮膚がんの原因にも!強い紫外線の浴び過ぎに注意しましょう。

令和4年7月更新

日光を浴びることは、体内でビタミンDが生成され、くる病や骨粗鬆症の予防となるなどのメリットがあります。
しかし、皮膚の老化促進や皮膚がんを引き起こすなど、紫外線の浴び過ぎによる害もありますので、注意が必要です。

●紫外線の浴び過ぎによる害

  • 皮膚炎: 紫外線によって、皮膚細胞が傷つけられ、軽いやけどのような皮膚炎が起こります。
  • シミ、シワ: 紫外線は皮膚の老化を促進させるため、シミやシワができやすくなります。
  • 免疫力の低下: 外部から侵入する細菌やウイルス、体内に生じた異常な細胞などを排除しようとする免疫反応が、紫外線を浴び過ぎることによって低下します。免疫の働きが抑えられると、がん細胞が発生した時に排除する力が働かず、増殖してしまうことにもなります。また、ウイルスにも感染しやすくなります。
  • 皮膚がん : 遺伝子が傷つけられ、誤って修復されると突然変異が起こり、それが徐々に蓄積されていくことによって、皮膚がんを引き起こす恐れがあります。

●紫外線の害から肌を(身を)守るためには

 紫外線がもっとも強いのは、午前10時~午後2時頃です。紫外線を怖がり過ぎるのも考えものですが、特に日差しの強くなる夏のこの時間帯に出かける時には、帽子、サングラス、長そで、長ズボンの衣服で、直接紫外線が当たらないようにしましょう。日焼け止めクリームをつけるのも大変有効です。日焼け止めクリームは女性用という認識が強いようですが、男性や子どもにもつけて、紫外線から肌を守ることが大切です。日傘も有効なので、男女を問わずおすすめします。
 特に、色白で、日に当たるとすぐに赤くなるが、黒くならないタイプの人は、紫外線に弱い肌ですから注意が必要です。また、加齢とともに肌は紫外線に弱くなりますので、高齢者も注意が必要です。

 夏は紫外線量の多い季節です。また、日照時間の長さから睡眠時間も短くなり、睡眠不足に陥りがちな季節です。睡眠不足も免疫力を低下させることが知られています。
 最大規模の新型コロナウイルス感染爆発となる第7波が到来した今、新型コロナウイルス感染を避けるためにも、今年は紫外線対策を怠りなく、夏を乗り切りましょう。

紫外線対策