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タバコには発がん性物質が含まれています。思い切って禁煙を!
令和元年5月更新
タバコは、肺だけではなく、あらゆる臓器に悪影響を及ぼします。
5月31日は世界禁煙デーです。これを機会に思い切って禁煙を試みてはいかがでしょうか。
タバコには多数の発がん性物質が含まれています。これらの発がん性物質は、口から喉を通って肺に入り、肝臓で代謝され、尿に排泄されます。したがって、肺だけでなく、この通り道にある臓器はすべてががんになる危険にさらされることになります。
発がん性物質以外にもタバコの害は多くあります。タバコに含まれるニコチンは、自律神経を刺激し、心拍数の増加や血圧の上昇、末梢血管の収縮を引き起こし、生活習慣病のリスクを高めます。
喫煙者のほとんどはニコチン依存症になっており、禁煙するとニコチン離脱症状が現れ、我慢できなくなって、つい吸ってしまうケースが多くあります。禁煙できないのは“意志が弱いため”と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。最近ではニコチンガムやニコチンパッチなど体内にニコチンを補給しながら、ニコチン依存症から離脱させる禁煙補助剤が発売されています。何度も禁煙にトライして挫折した人も、適切な禁煙指導を受ければ、禁煙に成功する確率が高まります。医療機関で相談してみましょう。
誰かのタバコの煙を吸うだけで喫煙者と同様のリスクがあります(受動喫煙)。また、タバコの煙は、家具、壁紙、カーテン、玩具、自動車の内装、エアコンの表面に付着し、徐々に空気中に再遊離します。タバコの臭いがわずかでも残っていると、受動喫煙と同様の有害物質にさらされていることになります(サードハンド・スモーク)。
禁煙はなによりも決意することが大切です。1日1日の積み重ねを大切に、今日からの禁煙を続けましょう。