堺市医師会「若手医師臨床研修発表会」

研修医など若手医師が症例・研究内容を発表

　堺市医師会（岡原和弘会長）は、２月13日夕刻に堺市内のホテルで、若手医師臨床研究発表会を開催した。本発表会は、若手医師が日常診療での経験や症例、研究内容を発表する機会を設けるとともに、優れた発表者を表彰し、医師会としても若手医師を育成していくことを目的とする初めての試みだ。
　冒頭、岡原会長があいさつ。若い医師にも医師会に親しみを持ってほしいと語り、堺市内の同世代医師の交流の場になればとの思いから本発表会を企画したと明かした。また、日常診療を通じて地域医療に貢献してほしいと述べ、今後の活躍に期待を寄せた。
　演題発表では、同医師会役員や同市内の臨床研修病院の院長などが審査員を務める中、研修医を含む若手医師12人が登壇。病診連携の成功事例や、診療所での研修で得た学びなどが発表された。
　その後の懇親会では、西野雅巳・大阪ろうさい病院特任院長による乾杯の発声で歓談に移り、参加者が懇親を深めた。懇親会の終盤には表彰式を挙行。医学研究奨励賞と若手医師学術奨励賞それぞれに得点の高かった３人に岡原会長より表彰状が授与された。
　当日は杉本圭相・大阪府医師会理事が若手医師の発表の様子を見学し、府医でも若手医師と関わる機会や入会促進の取り組みを活性化させていきたいと語った。