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医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2025年3月19日 第3102号
大阪府医師会は、かかりつけ医からの特定健診受診勧奨により、受診率を向上させることを目的として、大阪府から委託を受け、「特定健診受診率向上のための地域と医師会との連携強化事業」を実施している。
令和6年度は、5年度の同事業で作成した、かかりつけ医が日常診療の中で実行できる特定健診の受診勧奨や特定保健指導の実施方法等をまとめた「特定健診・特定保健指導推進ガイド」の地域における認知度向上とかかりつけ医での活用促進を目的として、岸和田市をモデル地区として実施した。
岸和田市医師会(浦田尚巳会長)と府医が連携し、岸和田市医師会員医療機関の協力の下、だんじりをデザインしたポスターやチラシによって特定健診受診勧奨活動を行った。また、6年12月12日には特定健診実施医療機関を対象に、「特定健診受診率向上に向けての講演会」を開催し、福田正博氏(大阪府内科医会名誉会長)が「特定健診・特定保健指導はなぜ必要か――『特定健診・特定保健指導推進ガイド』を活用した受診勧奨」と題して講演した。福田氏は、健康寿命延伸に向けて、「特定健診で早期発見し、保健指導で生活習慣を改善していくことが肝要」と説示。特定健診受診率の向上が課題であると語り、効果的な受診勧奨の方法として「特定健診・特定保健指導推進ガイド」について解説を加えた。
さらに、本年度は、国保被保険者を中心とした市民への直接的な働きかけも実施。テレビ岸和田「市民健康教室」やラヂオきしわだ「Dr.Onoeに聴いてみよう」において特定健診をテーマに取り上げ、受診を促した。
「特定健診受診率向上に向けての講演会」およびテレビ岸和田「市民健康教室」(1月放送分)の様子は、府医ホームページ(ホーム≫「医師・医療関係者のみなさまへ」)から視聴できる。