
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2025年3月19日 第3102号
大阪府医師会勤務医部会(部会長=澤芳樹・府医副会長)が主催する「医学生と語る会2024」(通算第17回)が1月10日夕刻、梅田スカイビル(大阪市北区)で開催された。同会は、明日の医療を担う医学生の不安や疑問を先輩医師と率直に語り合う場として、在阪5大学の所在地である第1(豊能)・第2(三島)・第3(北河内)・第5(南河内)・第11(大阪市南部)ブロックの合同で実施している。医学生29人と先輩医師19人が参加し、ワールドカフェ形式で意見を交わした。
冒頭、司会を務めた杉本圭相・勤務医部会副部会長(府医理事)があいさつ。本催しの趣旨を説明し、色々な先生と自由なテーマで話しながら、お互いの理解を深める機会にしてほしいと期待を寄せた。
先輩医師と医学生は9つのテーブルに分かれ、自己紹介からスタート。事前アンケートで多かったテーマを中心に、▽医師としてのライフプラン▽研修後の進路▽初期臨床研修制度▽女性医師としての働き方――など、多岐にわたる疑問・質問がなされた。医学生は25分ごとにテーブルを移動し、食事をとりながらリラックスした雰囲気で進行された。
その後、全体質疑応答では、医学生から「専門の診療科のアピールポイントや選び方」が問われ、「最後は自分の感性を頼りにして興味のある分野に挑戦してほしい」と助言がなされた。先輩医師からは、「大学の授業で期待していること」などの質問があった。そのほか、「普段は聞きにくいことも質問でき有意義な時間だった」との感想が述べられた。
最後に、幸原晴彦・同部会副部会長は、医師会活動について触れ、「興味のある方はぜひ一緒に活動してほしい」と締めくくった。