TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2024年12月4日 第3092号
大阪府眼科医会(佐堀彰彦会長)は、10月13・14日の2日間にわたり大阪市内で第51回「目のすべて展」を開催した。この催しは、10月10日の「目の愛護デー」に因み例年企画されており、今年度は「アイフレイル――早期予防で明るい未来を」をテーマに実施。2日間で約650人(総数)が参加した。
2日目には主催者を代表し、佐堀・同医会長があいさつ。新型コロナウイルス感染症の感染も落ち着きつつあり、5年ぶりに2日間開催とすることができたと謝意を示した。また、アイフレイルについて触れ、視機能が低下している状態であると説示。セルフチェックで早期に発見し、気になることがあれば近くの眼科に相談するよう呼びかけた。
会期中には、府内5大学の眼科医が▽白内障▽緑内障▽網膜の病気――について特別講演を行ったほか、同医会理事によるミニ講演では、「目に関するクイズ」「網膜剥離にならないために」「アイフレイルを克服しよう」「緑内障視野障害と日常生活」「子どもの斜視・弱視」といった多岐にわたるテーマが取り上げられた。さらに、網膜色素変性症により50歳で中途失明した噺家の桂文太氏が登壇。失明による生活の変化や盲導犬とのエピソードなどを語るとともに、落語を披露し、会場を笑いに包んだ。
「目の健康相談」では、2日間で107人が来場。同医会所属の眼科専門医が丁寧に相談に応じた。