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医師・医療関係者のみなさまへ

近畿ブロック衛生主管部長・府県医師会長合同連絡会議

府医ニュース

2024年11月27日 第3091号

「新たな地域医療構想」に向け意見交換

 令和6年度近畿ブロック衛生主管部長・府県医師会長合同連絡会議が10月5日午後、大阪市内のホテルで開かれた。本会議は保健衛生行政の円滑な推進と相互連携を目指し、平成30年度より実施。近畿医師会連合の持ち回りで開催している。

 今年度は奈良県医師会(安東範明会長)が主務を務め、近畿各府県から行政関係者および医師会役員ら55人が参加した。大阪府医師会からは加納康至・阪本栄・宮川松剛各副会長、笠原幹司・栗山隆信・澤井貞子各理事が出席。大阪府からは西野誠氏(健康医療部長)が参席した。
 当日は、友岡俊夫氏(奈良県医師会副会長)が司会を務め、はじめに安東・奈良県医師会長があいさつ。新たな地域医療構想の議論が開始され、「地域医療構想は第二幕に入った」と強調。本日の講演でさらに理解が深まればと述べた。次いで、髙倉俊二氏(近畿厚生局長)が登壇。医師会・行政と力を合わせなければ厚生行政は進まないとし、一層の連携を深めたいと語った。
 引き続き、安東・奈良県医師会長は座長を務め、迫井正深氏(厚生労働省医務技監)が、「地域医療構想『これまで』と『これから』」と題して講演。地域医療構想の議論が始まった背景を詳しく説明するとともに、2040年を見越した「新たな地域医療構想」策定が求められる理由を解説した。その後、参加者らが活発に意見を交換した。