TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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勤務医の窓
府医ニュース
2024年11月27日 第3091号
今年も研修医交流会を開催した。昨年の反省も踏まえて、交流ということに重きを置いた構成であった。医学生と語る会で好評であったワールドカフェの形態で第1部を実施した。名前を聞くとよく分からないが、要はテーマを決めて少人数(上級医+研修医)での対話をする形式である。始まるまでは、どちらかというと上級医の方が何を話すればいいのだろうと緊張気味であった。しかし会が始まるとすぐに盛り上がり始めた。今回は研修医の方が少なかったため、私は会の盛り上がりを見守る役割をしたが、少しの介入のみで順調に進んでいたのが印象的であった。研修医の方が3つのテーマを20分ずつ移動しながら違う上級医と話をして、生き生きした表情が印象的であった。
第2部は懇親会であった。昨年は研修医同士の交流の時間が持てなかったことの反省で懇親会を設定した。乾杯のあいさつでも述べたが、一般的に研修後の進路を決めると、自分の診療科や自分の病院のみの関係性になっていくため、このような普段関わることのない人と関係性を作っておくことはとても大切であるし、医師会としてこういった場を提供していくのも仕事であると考えている。懇親会はとても盛り上がっていたので、リポートをして全体で話す代わりにインタビューをすることとなった。そこで聞いた意見をいくつか紹介する。「ウェルカムパーティーに出席できなかったので本日参加した」「久しぶりに同級生と会えて楽しかった」「来年もまた来たい」「ワールドカフェでは思っていた以上に気軽に話ができた」「ワールドカフェでもっとシャッフルして色々な方と話がしたかった」「来年は後輩にも参加を勧めてみたい」「自分の進もうとする診療科の先生がいて十分話を聞くことができた」――など、ほとんどが前向きな意見や、来年にはさらに改善できるような助言であった。
今後は医学生と語る会をはじめ、勤務医部会では様々な研修会も企画している。また、男女共同参画でも研修会を企画している。どれも大阪府医師会勤務医部会の公式LINEで配信しているので、登録の上、興味ある会に参加して、いろいろな人とつながりを持ってもらえれば幸いである。
府医勤務医部会常任委員(府医理事)
清水 智之
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