第38回アベノ健康展

地域住民に健康を啓発

　阿倍野区医師会（武田正会長）は、同区歯科医師会・薬剤師会・保健福祉センターとの共催により、「第38回アベノ健康展」を10月５日午後、同区役所で開催。医療をはじめ福祉や食生活などの関連団体が「健康を未来につなごう」をテーマにブースを開設し、近隣住民ら約300人が来場した。本展は新型コロナウイルス感染症の影響によりしばらく中止していたが、昨年から再開している。
　開場に先立ち、主催者の代表があいさつ。武田会長が各団体の協力に謝意を述べた。また、昭和60年の第１回から続く歴史に敬意を表すとともに、体の悩みや介護・子育てなどについて気軽に相談できる場として、地域住民に親しまれていると手ごたえを語った。続いて、小林隆一・同区保健福祉センター所長が、同区は「誰もが住みたい、住み続けたいまちづくり」に取り組んでいるとし、健康展が多くの区民にとって楽しく健康を考える機会となることに期待を寄せた。
　開場後は、多くの来場者が相談コーナーや各種測定、展示などを活用し健康について理解を深めた。
　なお、同区医師会は各科の健康相談のほか、▽物忘れ相談▽血糖測定▽血圧測定と不整脈チェック▽骨塩量測定▽補聴器▽ロコモチェック▽メタボ予防と診断▽介護保険・訪問看護――コーナーを設け、医師や看護師らが丁寧に対応した。