TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2024年10月2日 第3086号
大阪府医師会は8月24日午後、府医会館で令和6年度第1回新生児の蘇生講習会(Bコース)を開催。本講習会は、大阪府より受託している「周産期緊急医療体制整備事業」の一環として実施しており、医師や助産師、看護師など16人が受講した。
冒頭、笠原幹司理事があいさつ。本講習会は、大阪における新生児仮死による死亡例減少のため、不測の事態に適切な対応ができる人材育成を目的に年4回開催していると述べ、実践的な知識習得に期待を寄せた。
続いて、大橋敦氏(関西医科大学看護学部教授)が講義を実施。新生児蘇生法アルゴリズムを提示し、「評価と行動を30秒ごとに行うことが重要」と強調した。また、人工呼吸さえ確実にできれば、新生児仮死の9割は救命できると語り、「新生児蘇生の最も重要な手技」と訴えた。
その後、受講者は5グループに分かれ、インストラクターによる指導の下、新生児の蘇生訓練用の人形を用いて、初期処置から人工呼吸までの手順や手技を学んだ。講習終了後には、受講者に修了証が発行された。なお、第2回は10月26日に開催予定。参加を希望する場合は、府医救急災害医療課(電話06―6763―7003)まで。