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医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2024年9月25日 第3085号
令和6年度第1回郡市区等医師会救急災害医療担当理事連絡協議会が7月22日午後、大阪府医師会館で開催され、各地区の担当役員43人が出席。救急・災害医療対策に関する府医事業計画や今年度開催予定の救急災害医療関連研修会の内容などが伝えられた。
鍬方安行理事が司会を務め、冒頭、加納康至副会長があいさつ。はじめに、今年1月に発生した能登半島地震災害におけるJMAT大阪派遣への協力に謝意を述べた。近年は全国各地で地震が頻発しており、大阪でも南海トラフ地震などに備える必要があると強調。また、来年4月から開催される大阪・関西万博をはじめ大規模イベントでの不測の事態に備えた救急災害医療への期待が高まっているとした。さらに、今後も救急災害医療の充実や災害に強い環境づくりに努めるとし、一層の協力を要請した。
議事では、令和5年度府医「救急・災害医療対策」事業報告として、各種研修会・委員会の開催状況や能登半島地震災害でのJMAT大阪の医療救護活動などを説明。また、6年度の同事業計画を提示し、▽大阪府内の救急告示医療機関の認定基準▽マスギャザリング・CBRNE(化学・生物・放射性物質・核物質・爆発物)災害対策▽二次救命処置等研修制度――などの変更点および具体を詳説した。加えて、「6年度救急の日・救急医療週間行事実施要綱」「大阪880万人訓練」について説示した。
本協議会に先立って開催された「大阪市内医師会救急医療担当理事連絡協議会」では、5年度の大阪市中央急病診療所および休日急病診療所の診療実績が報告された。その後、6年度下半期分の中央急病診療所出務医師の割り当てが提案され、異議なく了承された。