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医師・医療関係者のみなさまへ

令和6年度大阪府看護協会通常総会

府医ニュース

2024年8月7日 第3080号

看護の力で笑顔をつなぐ

 大阪府看護協会(弘川摩子会長)は6月19日午後、令和6年度通常総会を大阪市内で開催した。5年度決算・監査報告、6年度改選役員選出および推薦委員選任の2題が審議された後、報告事項として5年度事業や6年度重点事項および事業計画・予算が説明された。

 開会式ではまず、弘川・看護協会長があいさつ。今年1月の能登半島地震の際は、日本看護協会からの要請で府看護協会からも災害支援ナースを派遣したと述べ、会員の協力に謝意を示した。また、「看護の力で笑顔をつなぐ」というコンセプトを掲げ、今後も関係団体との連携強化を図りつつ、課題解決に取り組んでいくと語った。
 引き続き、吉村洋文・大阪府知事(西野誠・大阪府健康医療部長代読)、横山英幸・大阪市長(青木理恵・大阪市健康局健康推進部保健指導担当部長代読)、加納繁照・大阪府私立病院協会長から祝辞が寄せられた。
 その後、高井康之・大阪府医師会長(当時)が登壇し、同協会の活動に敬意を表した。また、高齢化が進展し、医療の高度化が進む中、質が高く安全な医療を提供するためにはチーム医療の推進が必要だと説明。限られた医療資源の中で、それぞれの医療従事者が高い専門性を発揮しながら、互いに連携することで良質な医療提供につながると述べた。
 さらに、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2024」の内容について言及。国民皆保険制度を堅持するためにも、医療関係者がしっかりと声を上げ、政府に働きかけていく必要があると力を込め、協力を呼びかけた。
 最後に、大阪府看護協会長表彰の受賞者が発表された。府内各支部から15人の会員が受賞し、弘川・看護協会長から表彰状が手渡された。