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医師・医療関係者のみなさまへ

松原市民健康講座

府医ニュース

2024年6月19日 第3075号

大規模災害時の対策を学ぶ

 松原市医師会(木下裕介会長)は2月17日午後、同市内で松原市民健康講座を開催した。今回は「もし、大規模災害が起こったら――あなたはどうしますか!? 松原市はどう動くかご存じですか!?」をテーマに、市民ら約270人が参加した。
 冒頭、木下・松原市医師会長があいさつ。元日に発生した能登半島地震に触れ、医師会が現地で医療救護活動を行っていることを紹介した。また、今回は災害がテーマであるとして、南海トラフ地震などに備えるよう求めた。
 引き続き、澤井宏文・同市長が登壇。同市医師会の日頃からの健康福祉活動や新型コロナウイルス感染症への対応に謝意を表した。さらに、街づくりにおいては平時有事にかかわらず「支え合い」が大切であると強調し、本健康講座で学び、地域でいかしてほしいと訴えた。
 次に、第1部として「松原市の防災対策」と題して、永田和哲氏(松原市危機管理課)が講演。同市では、平成25年に大阪初となるセーフコミュニティ国際認定都市を取得したと述べ、世界基準の安全な地域として認められていると説示した。その上で、同市で想定される災害について解説。風水害や地震に備えるため、令和2年に作成した「松原市総合防災ガイドマップ」を紹介し、河川氾濫や洪水時の浸水範囲、自宅から近い避難所、避難経路などを確認しておくことが重要と説いた。
 さらに、同市地域防災計画について概説したほか、もしもの時に備え各家庭でも必要な物品を入れた「非常持ち出し袋」を用意するよう促した。

リピート山中氏による特別コンサートを実施

 第2部では、シンガーソングライターのリピート山中氏による「動かそう! 心と体。歌と体操で活き活きコンサート」を実施。同氏の最大のヒット曲であり、環状線鶴橋駅の発車メロディーとしても馴染みの深い「ヨーデル食べ放題」などを披露した。また、自身の介護経験を語ったほか、参加者と体を動かしながら歌い、身体機能の維持とフレイル予防を呼びかけた。