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府医ニュース
2023年11月29日 第3055号
大阪府眼科医会(佐堀彰彦会長)は10月9日、大阪市内で第50回「目のすべて展」を開催。本展は10月10日の「目の愛護デー」に因み毎年実施しており、今年度は「守ろう目の健康、防ごうアイフレイル」をテーマに約150人が参加した。
開会に先立ち佐堀会長があいさつ。明治26年に12人の眼科医で立ち上げられた大阪府眼科医会は今年で創立130周年を迎えると明かし、眼科医療の発展のため活動を続けていると報告した。また、「アイフレイル」について説明。アイフレイルは、加齢による目の機能低下だと述べ、参加者とともにセルフチェックリストを確認した。その上で、視機能の低下は自立機能の低下や日常生活の制限につながる恐れがあるとして、気になることがあれば、眼科医に相談してほしいと呼びかけた。
当日は特別講演として、府内の5大学の医師が講演。▽糖尿病網膜症(大須賀翔氏〈大阪医科薬科大学〉)▽白内障(七部史氏〈近畿大学〉)▽子どもの斜視・弱視(森本壮氏〈大阪大学〉)▽緑内障(尾辻剛氏〈関西医科大学〉)▽加齢黄斑変性(山本学氏〈大阪公立大学〉)――それぞれの症状や治療法などを紹介した。さらに、同医会役員によるミニ講演では、山田晴彦理事が「網膜剥離」、湖﨑淳理事が「眼底出血」をテーマに登壇するなど、1日を通して多岐にわたるテーマに参加者は耳を傾けた。