TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ

第1・2ブロック女性医師支援のためのパネルディスカッション

府医ニュース

2017年11月29日 第2839号

イクメン、イクボスが課題を提示

 大阪府医師会第1(豊能)・2(三島)ブロック女性医師支援ワーキンググループは11月4日午後、大阪医科大学で女性医師支援のためのパネルディスカッションを開催。「イクメン、イクボスへの道、指南します。」をテーマに会員や関係者らが参加した。

 座長を平松昌子氏(同ワーキンググループ委員長/高槻赤十字病院副院長)および矢野隆子理事が務め、笠原幹司理事があいさつ。急速な少子高齢化で育児と介護のダブルケアを担う人が増える中、職場や家庭での意識改革や、キャリアを継続できる環境の構築は喫緊の課題と指摘。男女共同参画の確立に向けて取り組みを進めたいとして、今後の更なる協力を求めた。
 第1部では、「医師の働き方改革に必要なものとは」と題して、徳倉康之氏(内閣府男女共同参画推進連携会議構成員/特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン理事)が基調講演を行ったほか、第2部では「イクメンへの道」をテーマに、「イクメン目指し奮闘中!」(吉岡拓人・高槻赤十字病院消化器科医員)、「The precious moments of life never come back!」(根本慎太郎・大阪医科大学外科学講座胸部外科学教室専門教授)、第3部では「イクボスへの道」をテーマに、「日々試行錯誤――家庭人として、医師として、上司として」(大西洋子・市立吹田市民病院産婦人科部長)、「箕面市立病院における『イクボス』の現状と課題」(曽我文久・箕面市立病院神経内科主任部長兼医務局長)の4題の講演を実施。それぞれの立場から、自身の体験や現状、今後の課題などが示された。その後、演者全員によるパネルディスカッションが行われ、活発な意見交換が展開された。