
TO DOCTOR
医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2017年10月25日 第2836号
災害発生時、特に大規模災害時には災害拠点病院や基幹病院以外の施設、外科系診療科を標榜しない診療所にも効率的な初期対応が求められる。このため、大阪府医師会では、外傷初期診療の知識や診療技術の要点を1日の課程で学ぶ「災害・外傷初期診療研修」を平成23年度より開催しているが、今年度第1回の研修を9月18日に府医会館で開催し、12チーム(医師1名、看護師2名)36人が受講した。
当日は、台風18号の影響が残る中、林靖之氏(済生会千里病院副院長兼救急〈外科〉センター長)をはじめとする医師、看護師、救急救命士で構成する30人余のインストラクターが出務。外傷対応、トリアージに関する講義を展開したほか、外傷診療用のモデル人形を用いた模擬訓練(シナリオステーション)などを通じて災害診療の実際と具体的な要点を指導した。なお、今年度予定されている同研修会(第36回~第39回)は、いずれも定員に達しており、受付を終了している。