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医師・医療関係者のみなさまへ
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府医ニュース
2017年10月25日 第2836号
10月10日は「目の愛護デー」。大阪府眼科医会(佐堀彰彦会長)はこの日にちなみ、今年度も10月8日・9日の両日、大阪市北区のブリーゼプラザにおいて第44回「目のすべて展」を開催し、合計約600人が会場を訪れた。5大学の専門家が特別講演で「白内障」「緑内障」「ドライアイ」などの最新情報を提供し、医会役員が「目薬の差し方」「飛蚊症と網膜剥離」「眼底出血」などミニ講演を実施。また、目の健康相談にも多くの人が訪れ、児童・生徒による絵画の展示も行われた。
9日午後には、主催者を代表し佐堀会長があいさつ。今後も、府民に最新で適切な眼科医療を提供していくと語った。引き続き、佐堀会長から大阪アイバンク、日本ライトハウス、読売光と愛の事業団大阪支部へ寄付を行い、各団体から佐堀会長に感謝状が贈られた。
今回は、新たな趣向が盛り込まれた。9日には、実際に使用される白内障検査器を持ち込み、モデル患者の目の様子を探る検査を示した。また、盲目の落語家として活動する桂福点氏が特別講演。福点氏は、幼少期からのかかりつけ眼科医、クリニックのスタッフとのやりとり、自身の来歴を語った。その後、音声をパソコンモニターに打ち出し、誤変換された言葉のあやを操る落語を上演した。また、芸術大学出身の経歴を生かし、カンツォーネ「サンタルチア」を披露したほか、NHK「ラジオ深夜便」に出演した際に演奏したという縦笛の自作曲を演奏。「出会いと希望があれば、光を失わない」の言葉で講演を締めくくり、大きな拍手を受けた。
更に、「目の健康にまつわるクイズ」を両日にわたって開催。司会者の解答に会場が一喜一憂した。ユーモアをもって解説される目の働きに関心したり、納得したり。最後まで"勝ち残った"数人が景品を獲得した。そして、恒例のお楽しみ抽選で1等賞を手にした人の目は更に輝いていた。