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げんき情報

口内炎

口腔内を清潔に保とう! バランスのとれた食事を摂ろう!
治りにくいと感じたら口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科などを受診しよう!

平成19年9月30日放送/令和6年6月更新

「口内炎」は1週間程度で自然に治るものがほとんどですが、2週間以上たってもよくならない場合や痛みがひどい場合、症状が繰り返して起こる場合などは、他の病気の可能性もあるので、口腔外科や耳鼻咽喉科、皮膚科で診察を受けましょう。

●「口内炎」とは

 一般的によく経験するアフタ性口内炎では、口腔内や口唇、舌の粘膜に炎症が発生し、ビラン(ただれ)、潰瘍、白苔(はくたい)付着など 粘膜面に変性を生じるものを指します。症状としては刺激痛(触れても熱くても冷たくても)が多く、痛みを覚えてはじめて口内炎になっていることに気づくことが多いです。

●「口内炎」の原因は

 口腔内の粘膜が傷つくことにより炎症を起こし発症することが大半です。誤って噛んだり、堅い物を強引に食べたり、入れ歯によって傷ついたり、ヤケドしたり。そしてその部に対する細菌・ウイルス・真菌(カビ)などの感染が引き金になり発病します。またストレスの継続、胃腸障害、喫煙、抗がん剤の服用、放射線治療による免疫低下なども原因となります。

●なかには怖い「口内炎」も

 大部分は放っておいても1週間から10日で自然に治るのですが、2週間以上治らないものや、再発を繰り返すもの、痛みが少ないものは他の病気の存在を疑う必要があります。
 舌の口内炎がなかなか治らないなと思っていたら舌がんだったという例が少なくないのです。

●「口内炎」の治療についても

 貼り薬や塗り薬も市販されていますが、速やかに治らない場合は迷わず専門医を受診するようにしましょう。

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